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ご褒美⑤
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ダメだ… もっていかれる…
湊がそう思った瞬間、コウタが耐え切れずに先に破裂して、直後に湊もコウタの中で果てた。
とくんとくんとコウタの中に愛液を注ぎ込みながら、最後の一滴まで搾り出そうと、湊がクイッと小さく腰を振ると、コウタが うぅぅっ と身体を震わせた。
湊は全てを出し切って、コウタの上で、脱力した。
下半身だけをなんとか動かして、コウタの中から出て行くと、離れたつなぎ目からは、生暖かいものがトロトロとあふれ出した。
コウタに強引に飲み込まれたせいで、湊は下半身の熱だけでなく、不覚にも全身の力を奪われてしまっていた。
もう、指一本も動かすことができない。
コウタの上から、降りることさえできない。
湊は、コウタの胸に身体を預けて、コウタの心音を聴いていた。
コウタは、顔の横で抱えていた自分の足を自由にすると、その手をそのまま、恐る恐る、自分の胸の上でグッタリしている湊の背中に回した。
湊は反応しない。
抱きしめたい。
湊が、腕の中にいることを、確かめたい。
湊の許可を得ずに、勝手にそんなことをしたら、厳しく叱られることは、分かっている。
コウタから湊を求めることは、許されていない。
でも、今、コウタの身体の上の湊は動くことができない。
コウタは、このチャンスを、みすみす逃すことはできなかった。
どうしても我慢することができずに、コウタはぎゅうっと腕に力を込めて、ついでに、足を湊の腰に巻きつけて、身体全部で湊を強く抱きしめた。
あぁ 湊さん。
湊さんが、俺の腕の中にいる。
夢みたいだ。
湊さん… 愛してる。
俺のものだ… 湊さん。
その頃、湊は心の中で小さく舌打ちをしていた。
調子にのってるな… こいつ…
湊は意識の隅っこで、今夜はコウタを甘やかしすぎたか…と少しの後悔をしながら、それでも、もう意識を保つことはできなかった。
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