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ゲスト⑤
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湊の命令を受け入れなければ、コウタは湊のそばには置いてもらえない。
コウタの全ては、湊が決める。
コウタの気持ちなど、関係ない。
感情も意思も、コウタには必要ない。
全て、湊が決める。
どんな命令であろうと、コウタがそれを拒否すれば、間違いなく、即座に捨てられる。
それだけは嫌だ。
やっと手に入れた湊さんを失うなんて、それこそ耐えられない。
湊さん… 俺は本当に愛してるんだ。
コウタにとって、湊を失うのは、死ぬより辛いことだ。
知らない男達に体を凌辱されたとしても、それで湊を繋ぎ止められるのならば、なにを迷うことがあるだろう。
「コウタ?どうする?帰るか?」
「いえ。湊さんの命令なら、なんでもします。」
これで良いんだ。
コウタは湊のために存在するのだから。
だから湊には、コウタを好きにできる権利がある。
湊が望むことが、コウタの望むことだ。
湊が、そうしろと言うのなら、それがコウタの意思だ。
コウタは頭の中で一生懸命自分にそう言い聞かるように、繰り返した。
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