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不安①
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「湊…? 」
俺を心配そうに見ている夏樹さんと目が合った。
そうだ。
今は、こんなことを考えている場合じゃない。
「大丈夫です。」
作り笑いは、きっと見透かされているだろう。
それでも、それ以上何も言わずにいてくれるのは、ありがたい。
そろそろ、始めるか。
これは、俺が望んだことだ。
今さら、余計なことを考えても仕方ない。
俺が決断して、コウタを引きずり込んだ。
今から俺はコウタにひどいことをするけれど、それでも、それをコウタにも受け入れてもらうしかない。
もしコウタが、このやり方に耐えられなければ、俺たちにこの先はない。
これが、俺の愛し方だ。
もう、後戻りはできない。
いや、しない。
後戻りなんて、しない。
コウタは、耐えられるだろうか?
もしかしたら、今日、コウタを失うことになるかもしれない…。
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