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お仕置き
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夏樹とコウタのやり取りを、湊は気まずい思いで見ていた。
俺が悪い。
コウタにきちんと教えていなかった。
「すみません。」
湊も夏樹に謝ると、夏樹は、ふふっと小さく笑った。
夏樹は、湊に見せつけるように、コウタの赤く腫れた乳首に、再び舌を伸ばした。
「ハァッ やっ… 」
突然の刺激に、コウタは我慢できずに、声を漏らした。
「吊るされてると、感度が上がるだろう?」
夏樹は、面白そうにコウタを見ると、今度は乳首をチュッと吸った。
「あ… はっ や… 」
本当に夏樹の言う通りだ。
ほんの一瞬、乳首を舐められ、吸われただけで、コウタの下半身の熱は確実に上がった。
全身を、ゾワゾワとした感覚に包まれた。
これが、吊るされているからなのか、他の理由なのかは、分からないが。
でも… 嫌だ。
こんなの嫌だ。
湊さんじゃないのに。
夏樹さんは嫌いじゃない。
でも、湊さんじゃない。
湊さんじゃないのに、感じたくない。
こんなの、嫌だ。
湊さんが、見てるのに。
「気持ちよすぎて、苦しいだろう? 」
「やぁっっっ ご ごめっ…なさ…。」
「聞かれたことには、ちゃんと答えるんだ。分かったな?」
夏樹は、固くなったコウタの乳首を、指で転がし、最後に、ギュッと少しだけ力を込めて、ひねりつぶした。
「は はいっ あっ やめ… 」
夏樹の指から伝わるのは、痛みではなく、別の何かだ。
コウタは全身に、電気が走ったような衝撃を感じた。
「やぁっっ やっ あ… 」
足がガクガクと痙攣するように震える。
嫌だ。
こんなの、嫌だ。
でも、止められない。
「コウタ。まだだよ。少し、落ち着け。」
後ろから湊に抱きしめられて、ようやく、コウタは理性を取り戻した。
今、オレは何をした?
湊さんじゃない人から… ほとんど意識をなくすほど、強烈な快感を得た。
「ごめ… なさい。みなとさ… 。ごめんなさ…。」
「いいんだ。今のは、俺も悪い。俺もお前も、夏樹さんに罰を受けたんだよ。一緒だ。」
「いっ… しょ…?? 」
「あぁ。一緒だ。今夜は、俺たちは一緒だ。」
湊さんと一緒…
この世の中で、1番魅力的な言葉だ…。
一緒…
湊さんと…
湊さんと、一緒…
愛してるよ、湊さん。
「湊、もういいだろう?離れろ。…コウタくん、聞かれたことには正しく答える。いいな?次、間違えたら、今度は痛いお仕置きをするからな。」
「…は…い。分かりました。」
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