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調教⑨
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夏樹は、コウタの涙を自分のセーターの袖口で拭いて、胸に抱き寄せた。
「ごめん、ごめん。ちょっと意地悪だったな。」
そして、他の人間に聞こえないくらいの小さな声で、コウタの耳元で言い聞かせた。
「泣き顔も可愛いよ。でも、もう少し頑張れるか?大丈夫だから…。もう、こんな意地悪はしない。だから、できるな?」
コウタは、かすかに頷いた。
「いい子だ。今から、もう少し鞭で打つ。痛いのは耐えられるな?」
「はい。耐えられます。」
「その後は、後ろに挿れる。いいな?」
コウタは、今度は返事をしない。
かわりに、ヒック としゃくりをあげた。
そりゃあ、そうだ。
好きな男の前で、他の男に犯されるなんて、嫌に決まっている。
だから、やるんだ、俺たちは。
それに、今日はそうするために、この子はここに連れて来られているのだから、仕方ない。
「鞭で打った後は、後ろに挿れる。いいな?…返事は?」
もう一度聞いても、コウタは、しゃくりを上げるだけで、返事をする気配はない。
「どうした? 湊が、いつもやっていることだろう?」
泣いているコウタの背中をさすりながら、できるだけ優しく、なんでもないことのように言ってやったが、それでも、コウタの返事はない。
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