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調教19
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「湊っっ。お前は座ってろって。」
夏樹は、慌てて、湊をコウタから離して、ソファに押し戻した。
「今日は、お前はここに座って楽しんでいたらいい。俺がやるから。…な?そう、慌てるな。」
湊はどうにかソファに座ったが、怒り冷めやらず…という様子で、コウタを睨みつけている。
そんな目で睨むなよ…。
怖がらせすぎると、上手くいかない。
でも、湊も、初めてだからな…。
余裕がないのは、仕方がない。
どうにか、手早く終わらせるしかないな…。
ふと、もう一方のソファのふたりに目をやると、亨は取り乱した湊を楽しそうに見ているし、佑斗はまだ、ニタニタと笑いながら、コウタの身体を見ている。
なんなんだ、このふたりは。
「ごめんなさい。湊さん…。湊さ…。ごめん…なさ…い。」
コウタは湊の冷たすぎる視線に怯えながら、泣きじゃくっている。
夏樹は、コウタの身体を支えて自分の足でしっかりと立たせると、コウタの腕と手首を確かめた。
手枷は、やはり少し緩くなっているが、続けられないほどじゃない。
だが、その先の、握り締めている拳を包むように触ると、随分ひんやりとしている。
まずいな。時間がかかり過ぎだ。
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