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試練②
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不思議と、夏樹を受け入れることは全く怖いとは思わない。
不快感も無い。
多分、この人は優しい。優しくて温かい。
だから、夏樹さんの言うように、夏樹さんに全てを委ねれば、すぐに気持ちよくしてくれるだろう。
そして、あっという間に終わる。
それに… 夏樹さんが、俺の中に入ってくることを想像しただけで、下半身が疼くほど、俺の身体はこの人を求めている。
それが、怖い。夏樹さんに感じてしまうことが怖い。
嫌だ…。
こんなの、嫌だ…。
湊さん、愛しているよ。
愛してる…。
だから、嫌なんだ。
湊さんの命令でも、他の男に愉んでしまうなんて、そんなの嫌だ。
そんな姿を、湊さんに見られるなんて、嫌だ。
それでも、夏樹に好きなように身体を使ってもらえという湊の命令に、背くわけにはいかない。
湊ではない男に抱かれるのは嫌だ。
でも、湊を失うのはもっと嫌だ。
どうすればいい??
湊さん… 本当に、愛してるんだよ…。
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