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試練⑤
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夏樹の指は気持ちがいい。
何故だか、わからないが…
こんなこと、あっていいはずがないのに…。
湊の時には感じたことがないくらい身体が痺れる感覚が、コウタを襲う。
気持ちよすぎて、どうにかなりそうだ。
嫌だ。湊さん…。
湊さんじゃなきゃ、ダメなのに。
気持ちでは必死に抵抗しても、身体は夏樹を求めて揺れてしまう。
夏樹をもっと深く受け入れたいと、欲望のままに動いてしまう。
「ふ… ハァッ あ 」
部屋に響く自分の声に、心底嫌気がさす。
こんなこと、したくないのに…。
それでも、逃れられない。
その時、コウタには湊のため息が聞こえた気がした。
湊さんが、呆れている。
他の男にこんなに欲情している俺を、軽蔑しているに違いない。
嫌だ。
湊さんがいい。
欲しいのは、湊さんだけだよ…。
だって、愛してるんだ。
湊さんだけを、愛してる。
湊さんだけなんだよ…。
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