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試練⑩
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湊が、怒りに任せて、コウタの腹を思いっきり蹴り上げていた。
「おいっっ」
夏樹は、動かないコウタを再び蹴りつけようとしている湊の胸ぐらを掴んで、ソファーに投げやった。
「湊っ。なにやってんだっっ。」
ドスンと大きな音がして、ソファに投げつけれられた湊は、すぐに起き上がって、目の前に立ちふさがる夏樹を押しのけようとしたが、逆に夏樹に簡単に羽交い締めにされてしまった。
「湊っっ 落ち着けって。俺が悪かったよ。俺が失敗した。」
「離してください。悪いのはコウタだ。こいつは、ちっとも言うことを聞かない。」
「違うだろ。そうじゃない。そうじゃないから。」
コウタは、よく頑張っていた。
あれだけ鞭に耐える新人は、そういないし、初めて人前で弄ばれるにも関わらず、快感も上手に拾っていた。
コウタは、良くやっていた。
こうなったのは、うまくコントロールしてやれなかった、俺の責任だ。
その上、俺は、湊の管理もできていなかった。
コウタが面白すぎて、夢中になる余り、湊の様子が見えていなかった。
全部俺が悪い。
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