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補習②
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「聞かれたことには、ちゃんと答えろ。さっき教えただろう?」
夏樹に厳しく言われ、コウタは、重い身体を起こしながら、吊られていた時に夏樹に教えられたことを思い出した。
「すみません。えっと… 肩が… 痛い… というか、重い感じがします。あとは…、鞭をいただいたところは、痛いです。 」
今、殴られた頰が、一番痛い…
コウタはそう思いながら、身体を確かめるように動かしながら慎重に答えた。
「あぁ、そりゃあ、そうだな。」
夏樹は、可笑しそうに笑った。
「他には?いつもと違う痛みはある? 頭は?」
「痛くありません。」
「中は?」
「…中?」
コウタがキョトンとすると、夏樹は自分の股間あたりを指差した。
「中、痛くない?」
「…はい。痛くありません。」
「いつもと、違う感じもないか?」
「ない…と思います。…多分。」
いつもと違う感じって、何だ?
コウタが質問の意味がよく分からなくて戸惑っていると、夏樹が声を上げて笑った。
あぁ… この笑い声。
やっぱり好きだな。
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