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補習③
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「そうだよな。よく分からないよな…。分かった。確認しよう。」
夏樹は、笑いながら頷いた。
「その前に…。コウタくん、いいかい。君はよく、大丈夫ですって言うけど… 大丈夫か大丈夫じゃないかを決めるのは、君じゃない。君は聞かれたことに、正直に答えればいい。それを聞いて判断するのは、こっち側… 湊や俺の仕事だ。」
「…はい。すみませんでした。」
「湊は、そういうの、ちゃんと教えてなかったみたいだな。」
そう言って、また、夏樹は笑った。
「いえ、湊さんは、ちゃんと…教えてくれていました。すみません。俺が、ちゃんとできなくて…。俺が悪いんです。」
俺の身体は、湊さんのものだ。
だから、俺のことは全部、湊さんが決める。
そう、教えられていた。
夏樹さんが言っているのは、きっと、そのことだ。
「そうか。でも、それも、君が判断することじゃない。君の意見は聞いてないし、必要ない。誰の責任なのかは、俺が判断する。」
「…はい。すみません。本当に…すみませんでした。」
あぁ… もう… 俺のせいで、湊さんがダメだと思われる…。
それは、嫌だ。
湊さん、ごめんなさい。
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