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補習⑤
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夏樹が尻を強く掴んで、両側に開くと、ひんやりとした空気に尻の奥がさらされたからか、おびえているのか、コウタの全身に鳥肌が立った。
「大丈夫だよ。絶対に痛くしないから。」
夏樹は、コウタを安心させるために、できるだけ優しい声で言った。
「…だから、コウタくん、力抜いて。」
夏樹は、尻を左右に割り開いている両手の親指を、両側から奥に進めた。
そして、蕾のふちまで進めると、その親指でさらにグッと蕾を左右に広げた。
蕾は左右に引かれて、横長に変形した。
出血した様子は無い。
蕾もその周辺も、綺麗なピンク色をしている。
「中も、確認するからな。指入れるから、痛かったり、違和感があったりしたら、すぐに教えてくれ。」
「はい。」
「いいか。ちょっとの違和感でも、ちゃんと教えるんだぞ?大事なことだからな。」
「はい。分かりました。」
夏樹は、右手の小指を自分の口に含めて、十分に湿らせてから、ヒクついているコウタの蕾に、できるだけそっとゆっくり差し込んだ。
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