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補習11
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「じゃあ、始めようか。」
夏樹は、コウタの頭をポンポンと撫でた。
「はい。」
コウタの声は、落ち着いている。きっと、大丈夫だ。
コウタは夏樹の胸から顔を離し、指示を待つように、夏樹を見上げた。
「そのまま後ろ向きになってごらん。背もたれにしがみついて、じっとしてたらいい。」
夏樹がコウタの髪を柔らかくかき上げながらそう言うと、コウタは少し笑って頷いた。
コウタは、ゆっくりと身体を動かして、後ろ向きに座り直すと、ソファの背に再び身体を沈めた。
リラックスしているようなその姿に、夏樹は思わず、クスクス笑った。
「ずいぶんくつろいでるな。怖くないのか?」
「怖くありません。」
「そうか。じゃあ、さっきより強めに打とう。」
「はい。」
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