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補習14
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いつまでも根を上げないコウタに、夏樹はコウタの限界まで鞭を打ち付けたい衝動に駆られたが、すんでのところで欲望に理性が勝った。
「君は、ずいぶん我慢強いんだな。」
そう言いながら、コウタの髪をつかんで持ち上げ、顔を覗き込むと、目は真っ赤に充血している。
右手は、顔の下で左腕を強く握りしめていたようで、爪が食い込んでいたところから小さく出血していた。
「勝手に身体に傷をつけるな。湊に叱られるぞ。」
夏樹がその傷跡を指でなぞりながら笑うと、コウタの瞳からは大粒の涙が流れた。
「すみ…ません…。」
夏樹はコウタの左腕を少し持ち上げると、身体をかがめて、傷跡を消毒するように舌でなぞった。
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