アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
晩餐①
-
地下室の隅にある小さなシャワールームは、夏樹とコウタが二人で入ると窮屈なくらいに狭く、簡易で殺風景だった。
「中、自分でできるか?やってやろうか?」
からかうような夏樹に、コウタは顔を赤らめた。
「できます。自分で。」
コウタは夏樹の手を払って、ふらつく足取りで、それでも意地をはるように夏樹を睨みつけると、壁に左手をついて身体を支えながら、右手を自分の後ろに回した。
中に指を入れて掻き出そうとしているが、力が入らないのだろう。身体のバランスが崩れて、うまくできずにいる。
眉間にシワを寄せながら、苦戦しているコウタを面白く見ながら、夏樹は手早くシャワーを済ませた。
夏樹は、コウタがもがいている様子をクスクス笑いながらしばらく見ていたが、コウタがグラリと大きく揺れると、倒れる手前で、手を伸ばしてコウタを支えた。
「しょうがないな。やってやるよ。良い子だったから、今日は特別だ。次からは、自分のことは自分でやれよ。」
夏樹が後ろからコウタを抱きしめると、コウタは小さな吐息を漏らした。
「ほら。もう少し、足開いて。両手は壁。しっかり支えてろ。それくらいはできるな?」
「…はい。ごめ…なさ…。」
「いつもは、どうしてるんだよ?湊にやってもらってるのか?」
「い…え。自分で… 」
笑う夏樹に、コウタは赤面してうつむいた。
夏樹は、するっと指を中に入れて、クルリと内壁をなぞりながら、そこに残っている液体を数回に分けて掻き出した。
それは、あっという間に終わり、夏樹はシャワーを手に取ると、コウタの頭から温かいお湯をかけて
「はい、終わり。」
と笑った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
152 / 463