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晩餐②
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夏樹とお揃いのバスローブを着せられてシャワールームを出ると、さっきコウタが自分のものをぶちまけて汚していたソファーも床も、元から何もなかったかのように、きれいになっている。
あ…れ…?
さっき、ここで…。抱かれたよな?
俺… 夏樹さんに…。
あれ? 夢?
いや、そんなはずはない。
その証拠に、下半身が重くてダルい。
間違いなく、ここで夏樹さんに抱かれた…はずだ。
でも、目の前の風景からは、その痕跡は全て消え去り、残るのは身体の奥の鈍い痛みだけだ。
「さぁ、行こう。夕食だ。」
腰に回された夏樹の手にコウタがピクンと反応すると、夏樹は面白そうに笑いながら、コウタをなだめるようにゆっくり腰を撫でた。
なに… これ…?
ここで、何度も何度もイカされて、身体の中が干からびるほど、搾り取られた。
それは、苦しくて、苦しくて、気持ちよくて。
決して忘れられない時間だった。
ソファや床を随分汚してしまったと思ったのに… それなのに、その痕跡はなにも残っていない。
コウタは、ほんの少しでも、どこかに、さっきのことが確かにあったことを示すものがないかと、目を凝らして注意深く辺りをみたが、やっぱりなにも見つけ出すことはできなかった。
え… どういうこと?
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