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湊の罰④
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「バカかよ?お前の裸なんて、見飽きてるよ。」
夏樹が電気をつけると、湊は、眩しそうに顔を両手で覆った。
その隙に、夏樹が湊から毛布を剥ぎ取ると、現れたその姿に夏樹は絶句した。
「お前… これ… 」
「さすがに、ちょっと… こたえました。」
湊は、ふふっと笑ったが、夏樹は全く笑えない。
薄暗い中で赤く見えていたものは、鞭の痕だけではなかった。
湊の身体には、行く筋もの鞭の痕に加えて、小さな赤い痕が、いくつも散らばっている。
こんなに身体中にキスマークを残すような下品なやり方を、亨さんはしない。
「…あのガキか?」
ふざけんなよ。亨さんは、まさか、あいつにやらせたのか?
あいつは、まだ何も知らないし、経験もないはずだ。
加減だって知らないに違いない。
そもそも、ここの正式な会員でもない。
そんなやつに、湊を与えたのか?
亨さんは、何を考えているんだ?
夏樹が、激しい怒りに軽いめまいを覚え、言葉を発することがで出来ずにいると、湊が笑った。
「あ、夏樹さん、怒ってる。珍しい。」
茶化すようなその態度にも、夏樹はいつものような軽口を返す気になれずに、ため息をついた。
あいつに… 最後までさせたのか?
あいつに?
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