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湊の罰⑦
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夏樹は、目を赤くさせて笑う湊の腕を引いて上半身を起こすと、ベットの上にまっすぐ伸ばしている湊の足の上に、湊と向きあって座った。
「お手柔らかになんて、するかよ。分かってるだろ? …おい。いつまでヘラヘラ笑ってるつもりだ?」
夏樹が冷たくそう言うと、湊の顔からは笑顔が消えて、目を伏せて夏樹から視線を外した。
「すみません。」
「あぁ。それでいい。…なぁ、湊。あの場で冷静さを欠くのは、絶対にやってはいけないことだ。それは分かるな?」
「はい。すみませんでした。」
「ペットは大事に扱え。痛みや苦しみを与える時は、なおさらだ。」
「はい。」
「自分の感情をコントロールできないのなら、お前にペットを飼う資格はない。」
「はい。すみませんでした。」
夏樹は左手で湊のアゴを少し持ち上げると、右手を高く振り上げた。
「湊、俺を見ろ。」
「はい。」
湊が夏樹と視線を合わせた次の瞬間、バッシーーーーーンッッッ と 小さな部屋に大きな音が響いて、湊はベットに張り飛ばされた。
湊をこんな風に殴るのは、どれくらいぶりだろう。
ベッドに倒れたまま、静かに肩で息をしている湊を見下ろしながら、夏樹は下半身にドクドクと熱が溜まっていくのを感じた。
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