アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
湊の罰13
-
甘やかして育ててるか…。
そうだな。そうかもしれない。
「ふぅん…あまやかしてるねぇ…。まぁ、いいです。いいお仕置きの材料が見つかったし。でも、夏樹さん… そんなに、あいつ、気に入りました?後処理なんて、いつもはやってやらないでしょ?」
今度は湊が夏樹をからかうように言った。
「そうだな。あの子、めちゃくちゃタイプだ。」
「だと思った。絶対、夏樹さんも気に入ると思ったんです。…でも、ダメですよ?コウタは俺のだから。」
「はいはい。 …で?お前は、本当に自分でできるか?お前も、やってやろうか?」
クスクス笑う夏樹を、湊は目を細めて睨みつけた。
「自分でできます。コウタじゃないんだから。」
「あはは。しっかりな。じゃあ、 朝食には、戻って来いよ?」
「あぁ… どうですかね… 」
そうしたいのはやまやまだが… 懲罰中だ。
この部屋を勝手に出ることはできない。
亨さんの許可が必要だ。
だいたい夏樹さんは、亨さんの許可を得てここに来ているのか?
そうじゃなかったら、夏樹さんも責めを負うことになる。
「亨さんとは話をつけとくよ。明日の朝食は、みんなで食おう。」
夏樹さんは、いっつもこうだ。
俺がコウタを甘やかしているというのなら、夏樹さんは、もっと、俺を甘やかしている。
「…はい。」
「うん。じゃあ、後でな。…中、綺麗にしとけよ?腹くだして朝飯食べられないなんて、あの子に言えないだろ?」
そう笑いながら、背を向けて出て行く夏樹を見送りながら、湊は重い身体を起こした。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
174 / 463