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コウタの朝⑤
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自分で勝手に処理することは、湊だって、許してないはずだ。
…だから、手伝ってあげようか?って言ったのに。
ペットが飼い主の許可なくイクことは、許さない。
マスタベーションなんて、もってのほかだ。
それは、夏樹たちが亨から最初に教えられる、ペットの躾け方のひとつだ。
もし、夏樹のペットが勝手に自分で処理などしたら、二度とそんなことをする気にならないくらいの苦痛を与えて、罰するだろう。
「湊は、君にそんなこと、許してるの?」
夏樹が、意地悪くもう一度尋ねると、コウタは血の気の引いた顔でパチパチと瞬きを繰り返している。
「…やっ あの… 湊さんには… あの… 」
コウタは震える声で、それ以上は言葉にできずに口ごもった。
「赤くなったり、青くなったり、忙しいなぁ、君は。湊には…なに? …今のは、湊には秘密?」
コウタはコクコクとうなずいている。
「あれ?湊に、隠し事していいの?俺だったら、それも絶対許さないけどな。湊もなめられたもんだな…。」
「やっ… ち…がい…ます。ごめんなさい。」
今更、青くなっても…。
ごめんなさいじゃ、許されないだろう…?
馬鹿だな…。
コウタは、聞こえないくらい小さな声で、ごめんなさい、ごめんなさい…と繰り返している。
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