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コウタの朝⑥
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ごめんなさい…と繰り返しながら、泣きそうな声でうなだれているコウタの頭を、夏樹はポンポンと撫でた。
「俺は何も言わないよ。でも、湊に隠し事はするな。君が自分で報告するんだ。いいな?」
夏樹がそう言うと、コウタはとうとうポロポロと涙をこぼしながら、うなずいた。
こう、素直に泣かれると… もっと虐めたくなる。
この子は、こうして言葉で虐めて…そして、罰を宣告すると、きっと、全て受け入れて静かに耐えるのだろう。
静かに泣きながら、静かに耐える。夏樹の好みだ。
この子を泣かせて、罰を受けさせるのは、たまらなく面白いだろうな…。
夏樹は身体の奥がジンジンと熱くなるのを感じながら、壁の時計を確認した。
「ほら。急がないと、遅刻するよ。」
夏樹はまだ泣いているコウタに、クローゼットから適当に服を見繕って渡した。
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