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いつもの二人 ※ ②
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逸らす事ができないよう、抑える両掌に耳孔さえも塞がれる。
それだけで、絡み合う舌の動きに合わせて濡れた水音が脳内に響き、疼くような熱が溜まっていく。
『だめっ、か、ずま……後か、ら……』
微弱の電流のような快感で息が上がり始めた状態の中、亜樹は弱々しい抗議の声を上げた。
仕事中の息抜きで亜樹に触れている時は、和真は決して最後まではしてくれない。
本当に息抜き程度にこの身体を弄った後は、いつも何事も無かったかのように仕事に戻ってしまうのだ。
そうなれば、熱に燻る身体が辛くてどんなに亜樹が求めても、仕事が終わるまで、和真が触れてくれる事はなく。
後は自分で身体を慰める事も許されないまま、いつ終わるかも分からない時間を堪えるしかなかった。
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