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2 出会い
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俺は結局、、、
「つーかまーえた!」
「、、っ!!」
即追いつかれ、まさかの後ろから羽交い締めされた。
近い!!きっもちわる!!!
「離せよ!あんたら何がしたいんだ」
「んー、離したら君逃げるだろ。おい、そのまま羽交い締めして部室つれてこーぜ」
「ああ、それいいな。はーい、ちょっとじっとしてて」
「はぁ?おいふざけんなよ!」
さすがに、これ以上は俺の貞操が危ないと思ったので、どうにか逃げ出そうと力を腕に入れようとしたときだった。
「先輩方何してるんですか?」
誰かに声をかけられ、先輩2人と俺は声の方に顔を向けようとするよりも早く、
「ぐうぇっ!!!」
俺の前にいた先輩が横にぶっ飛んだ。
わぁ、人が横に飛ぶの初めて見たな。
どうやら人って目の前で見た事ない光景があると冷静に思うらしい。
「痛い痛い痛い!!!離せって、おい!!!」
俺を羽交い締めにしてた先輩はいつの間にか腕を背中に回されて押さえつけられてた。
まあそりゃ痛いよね、うん。
たった5秒でガタイのいい男二人を倒した人は、同じ赤ネクタイをしたとんでもないくらい王子のようなイケメンだった。
え、これで同学年?うそだろ?
「純、大丈夫か?」
声めっちゃイケボじゃん。いや、エロスが溢れてる声だわ。まじで神様依怙贔屓やべえな。
いやいや、てか、、、
「ありがと、、、いや、だれ??」
名前なんで知ってるんだよ
ここの高校に俺の地元のヤツなんていないはずだけど、こんなイケメン忘れるほど馬鹿じゃない。
「誰だろうな?」
ニヤリとした表情が、あまりに美しく、あまりに妖艶で、俺は人生で初めて男に見とれてしまった。
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