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3 生徒会
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「「失礼します。」」
俺達が生徒会室に入るともう既に先輩方は集まっていた。
「あ、やっと来たー。空いてるとこに座って座ってー」
一番奥の椅子に座っていた先輩が俺達に声をかけた。
いや、なんか緩いな!
俺達が座るとその先輩はパンっと手を叩いた。
「はーい、じゃあ全員揃ったし、早速新生徒会の第一回目の会議始めよっか!まずは、自己紹介から!じゃあ俺からねー。生徒会長の3年1組小泉涼です。趣味は映画鑑賞に、読書に、テニスに、ピアノに、あとギターでしょー、それから好きな食べ物はチョコレートに、イチゴに、カレーに、アイ「涼、長い。」」
「えー、まだあと好きな季節と好きな教科と好きな音楽とか言ってないのにー。」
いや、まだ言うつもりだったのかよ。
「誰もそこまで興味ないから。そろそろ私に変わりなさい。」
「はーい。まあそんなわけでよろしくお願いしまーす。じゃあ次副会長!」
口をとがらせながら、不満げに会長は自己紹介を終わらせた。
ちなみに顔は和服が似合いそうな正統派イケメン。喋りとのギャップ凄まじいな。
そんな会長に途中でストップをかけたのは、サラサラの黒髪をポニーテールにして、眼鏡をかけた、マジでモデルのような美人な女の人。
「はぁ、全く。同じく3年1組小山内柚花です。副会長を務めさせていただきます。会長がこんな感じなだと、大半私が全力サポートしなくてはならないと思うと憂鬱ですが、1年間よろしくお願いします。」
「えへ、柚花ちゃん今年もよろしくね。」
「もう15年間一緒に居て憂鬱ってのが嫌味って伝わってる?」
「はーい、聞こえませーん、次行きまーす。」
なるほど会長と副会長は幼馴染なわけか。なんか、振り回される副会長想像出来るな。
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