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「 え? 、えっと… 、 」
1人の先輩が俺の背中をバシバシ叩きながら聞いて来た。
い、痛てぇ…
初対面で、結構な力で叩くのな…
「こら、片瀬。
中島が引いているだろう。
お前のその馬鹿っぽい所はちっとも直らんな。」
すごい距離の詰め方だな、この人、
部長に片瀬と呼ばれた人はそんな事を気にも留めずに
ぐいぐい距離を縮めてくる。
「全くだ。
お前のせいで、この部の質が下がるから喋るのやめろ
俺は、篠原 奏(シノハラカナデ) だ。
よろしくな。
そんでこっちの馬鹿が、片瀬 智広(カタセトモヒロ)だ。
普段はこうだが、仕事だけはちゃんと出来るから
嫌だと思うが仲良くしてやってくれ。」
眼鏡を掛けた、第一印象は生徒会長みたいな
篠原さんが 片瀬さんを突きながら紹介してくれた。
男だらけで しかも、営業っていうから
成績争いとかで、ギスギスしてそうなイメージだっけれど、意外にフレンドリーな感じ
部長も優しそうなお父さんって印象だし
ここでなら上手くやって行けそうな気がする
篠原さんと片瀬さんの言い合いも、
なんだかコントみたいな感じだし 笑
「いつもこんな感じなんだ。
気にしないでやってくれ」
部長も呆れた顔をしていた
すると、言い合いをしている2人の横から
サッと 綺麗で手入れが行き届いてそうな薄ピンクのネイルをした手が伸びてきた
「ごめんね、
あの2人はいつもああだから、気にしないで。
私は、藤堂 アキ 。 よろしくね、中島くん。」
嫌味の無い笑顔を向けられる
大人の女性らしい、高すぎない 心地の良い声だ
うわ、すごい美人。
やっぱり、営業だからかな
見惚れながらも
美しい顔の女性…藤堂さんと握手する
「あとはーーーーー、
今日朝一で営業先に行ってる 北岡 なんだが……。 」
ーーーーー "北岡" …
心臓が小さく跳ねた。
「えー?あいつまたかよー!
いつも良いとこ行くよなあ、!」
「仕方ないだろ。営業部のエースなんだから。
お前だって成績いい方なんだから嫉妬するな
、、見苦しいぞ。」
「あーーー!見苦しいって言ったな!
自分が、前回の成績2位だからって!!、
すぐ抜かしてやるかんなー!」
先輩達の声がだんだん、遠くなる。
と、同時に
鼓動が速くなる。
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