アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
部長が知っていたとしても、それをわざわざ真斗に言うとは思えないし…
「だって、麻由子さんに良い所聞かれて、ここおすすめしたの俺だし… 」
「は?まじで?」
真斗と母さんが連絡取り合ってたなんて知らなかった…
「てか、さっき仲直りしたばっかなのに
その前から自分の同じマンションに住まわせるとか…っ」
絶対、策士だろ…
言いたい事が伝わったのか
「だってまさか会社同じだと思わなかったし
仲直りするキッカケがほしくて…
どうせなら怜衣と近くいたいじゃん」
「 ……////っ‼︎‼︎
ばーか、なんだよそれ…」
一気に心臓が煩くなる
おさまれ…! こう言う事平気で言うのはいつもだろ…!
赤くなった顔を誤魔化しながらベッドから降り、帰る準備をした
「じゃーな、怜衣んとこにも今度遊びに行くな
俺のとこはいつでもウエルカムだから! 」
「はいはい、じゃあまた月曜日ね」
玄関まで見送ってくれた真斗と別れを告げ、エレベーターまでの廊下を歩き出す
足取りが軽い。
ふわふわしてるみたい、と思うくらいには浮かれていた。
実際また前みたいに真斗と話せるようになって嬉しいし、喜んでる自分がいることは否定できない。
ー久しぶりなんだから、喜んでもいいさ
ー勝手に好きでいるくらいなら許されるだろう?
ー真斗もああ言ってたし、家行くくらい大丈夫
ーだめだ、諦めるって決めたのに近くにいていいのか?
ーいつまでも甘えてばかりじゃ成長できないままだぞ
ーまた同じ失敗を繰り返すかも…
頭の中で、俺の中の天使と悪魔が言い合う
どちらも同じような事の繰り返しで、結論なんで出てこない
チーーーン・・・
エレベーターに乗り込み '3' のボタンを押す
まあでも、今日くらいはいいか
と、天使と悪魔を振り払い嬉しい気持ちを素直に受け止める事にした俺は、明日からの事はとりあえず置いておくとくとして、目の前の扉の鍵を開けたーーーー
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
18 / 45