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静かな空間に綺麗なピアノの音が流れる。
お待たせいたしました。と、姿勢の良い清潔感のあるスタッフが席へと案内してくれた。
「いつ来られるんですか?」
「ちょっと遅れるって言ってたから、あと30分くらいだと思う。付き合わせて悪かったな」
「いえ、俺の事は気にしないでください。」
取引相手の人が渡したいものがあるとかで、呼び出された片瀬さんと俺。
ちょうどこのホテルに泊まっているとかで、待ち合わせをしていた。
用事で遅くなるようでその間俺たちはホテルの中のカフェで待つ事にした。
書類を受け取るだけと言う事だったし
この時間ならまだ、真斗の仕事も終わってないだろうし少し延びても大丈夫だろう。
用事はすぐに済み、直帰してもいいという事になった。
「中島どうする?俺タクシー使うけど、お前も途中までだけど乗ってくか?」
片瀬さんは相変わらず飲み会に行くらしい。
金曜日の恒例行事になりつつある。
「いえ、帰り用事があるのでここで失礼します」
「そっか、じゃあお疲れ!」
「お疲れ様です。」
片瀬さんがホテルから出ていくのを見届けて、メールをチェックすると、ついさっき真斗から連絡が入っていた。
ロビーのソファーに腰掛ける。
" ごめん、今日遅くなるからご飯行けそうにない。"
開いてみると断りのメールで、一緒にタクシー乗せて貰えばよかったなと後悔する。
分かった。と返事しこの後どうしようか考える。
久しぶりに千晃のとこでも飲みに行こうかな
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