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にじゅーきゅ!
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挨拶が終わって、席に戻る。噛まずに笑顔で言えたし言う事なしだな。疲れた。帰っても、聖夜の相手か。この頃は、仕事が忙しいらしいから、だいたい蒼介と勉強だったけど。
「晋夜、お前すごいな。緊張してんのに、噛まずによく言えたよな。俺だったら、噛んでるかも。しかも、めっちゃ感動した」
「ありがとな。まあ、紅がキャンディーくれたし、笑わせてくれたからだけどな。紅ほんとにありがと」
このあと、俺達は何があるか教えられてない。ドッキリ見たいな感じだと思うけど。
長い沈黙を破ったのは、何故か聖夜だった。なんでここに居るのかも俺は知らないし、教えられてない。聖夜が何を考えてるかなんて、全くわからない。
こっちに戸惑うこともなく近づいてきた聖夜に手を取られて、キスされる。こんな所でなにしとんねん!初登校日なのに、こんな所を見られてた勘違いされるやろ。聖夜がそんな俺の気持ちを知ってるわけもなく。
「なかなか終わらないから、ここまで来た。代表挨拶するなんて聞いてないぞ?前もってちゃんと言っておけ」
「申し訳ありません。次からは、気をつけますね。今日は、お仕事がはいっていたのでわ?」
「大丈夫だ、真に全部任せておいた。おい、そこのハゲ。入学式はもう終わりだ」
流石に陛下でも、人にそこのハゲは失礼だと思うんだけど。後ろからくすくすと笑う声が聞こえる。
聖夜が出てきた事で、一気に騒がしくなった上に笑い声まで増えると、うるさくて仕方がない。いつもなら、聖夜が煩いとか静かにしろとかいうけど、なんで今言わないんだよ。
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