アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ナムジュンside
-
喉が乾いて、共同スペースに行こうとしたらいい雰囲気になっている二人の姿を見つけてしまった。
慌てて死角に隠れていたら、聞こえてくるのは二人の声。
「おやすみなさい、僕の愛しい人」
「そんなに寂しそうな声で言うんじゃねーよ……俺の愛しい人」
いいな……ホソガは。
俺はユンギヒョンの心の片隅にすら居ないんだ。
俺だって……ホソガと同じくらいユンギヒョンを愛している。
そりゃぁ、きっかけはホソガに誘われたユンギヒョンのアンダーグラウンド時期のライブだから、ヒョンに惚れたのはホソガよりも後だけど……。
俺だって一度でいいからユンギヒョンに「愛しい人」と呼ばれてみたい。
嫉妬で狂いそうだ。
恋がこんなに苦しいなんて勉強では教えてくれなかったのに。
時間が経てば経つほど、俺のユンギヒョンへの気持ちは募っていくからどうすればいいのか分からない。
IQ148の俺でも……恋には勝てないみたいだ。
と苦笑しながら、俺は部屋に戻った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
3 / 3