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リクの体に大きな傷痕がない事に気づいた日から数日がたった。
足も完治し、城にも慣れてきてはいるみたいで最近は朝食以外にも掃除などを進んで行っていた。
「今までと違って朝食や掃除がとても楽しいです。」そう言って俺を見上げながら笑う姿は
相変わらず心臓に悪い。。。
さて、そろそろ……。
「リク
ちょっと仕事で出てくるからセレン達と好きなことしてまってて?」
昼食を終え 俺は仕事着に着替える。
「はい、分かりました。」
…雰囲気や表情は明るくなったものの、やっぱり敬語はまだまだかなぁ。
なんて、のんびり考えていると
ノックが聞こえた。
「ヒムル国王 ジークです。お迎えにあがりました」
「ありがとう。今行きます」
リクの方へ振り返り触れるだけのキスをして「行ってくるね」と言えば頰を赤らめて「行ってらっしゃい」と控えめにつげる。
あぁ〜「行ってらっしゃい」って。。。
仕事に行く時だけでいいからってお願いしたのは俺だけどね……かわいい。
ってにやけてる場合じゃない、急がないと。
ーーーーーージークと一緒に車へ乗り込む。
「また市場へ行くなんて、愛しのリク君に何かあったか?」
「…怪我って、治っても痕は残るよな?」
「はぁ?なんだ急に、んなもん怪我の度合いによるだろうが。現に俺の体は傷痕だらけじゃねぇかよ、ホラ」
そう言ってジークは鍛え上げた体(傷痕)を見せつけてくる
……。
「見せるな、腹がたつ」
俺は鍛えても筋肉が付きにくい。
「なっ、お前だってそれなりいい体してんのにまだ筋肉付けてぇのか!?そろそろ諦めろよなぁ」
「ジークとまでは行かないがもう少し…」
「……あんまムキムキだとリク君一緒に寝てくれなくなるぞ。『寝心地悪い』っつって。」
「!?それは辛過ぎるな。。
仕方ない、現状維持か」
「おう。そうしとけ。
ってか本題!ちゃんと話せ。」
「あぁ、話がそれたな、すまない。
実は、リクの体。目立った傷痕が1つもなかったんだ。」
「………はぁ?」
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