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頼りたいけど、頼りたくない2 (兄者視点)
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あいつがおっつんの家に行ったその日の夜中。
今日は妙に身体がだるいと思っていたが、風邪だろうか?
頭ガンガンするし、喉が痛い。熱が出なけりゃ別にいいんだがな
次の日___
「ゲホッゲホッ、あーだりぃ。熱はないんだけどなー...っていうかあいつらは来ないのか?でもそうか、弟者は泊まりに行ってるんだから帰ってきたら意味がねーのか。でも実況は?あ、そーいや録り溜めがあったな」
今日はやけに独り言が多くなってしまう。返事をしてくれる奴もいない。
「別に寂しくねーし。病気の時は独り言多くなるんだよ」
と、1人で謎に納得し、ソファーに横になる
ハッ、と突然目が覚めて時計を見れば、昼の1時。
「そういや、何時から寝てた?忘れたわ、あははー」
何て頭可笑しくなりつつ、寝る前よりも悪化している症状に気付かないふりをした。
「ゲームでもする?いや、調子でないしな。じゃあもっかい寝ようか?んー、眠くないな...」
ぼーっと天井を見上げ、独り言なのか、自問自答なのか、を繰り返していた
ふと、喉の渇きを感じて、立ち上がる
「っ、」
ふらっとした、立ちくらみか
壁にもたれかかり、落ち着くのを待ってから動き出す
冷蔵庫まで行き水のペットボトルを探し出し、一気に飲む
「っげほ、ごほっ」
むせてしまった。でも何か砂漠からオアシスに来た感じがする。ふーっと一息つき、もう一度横になろうとするが、何となくベッドに行く事にした
部屋までの道のりが遠く感じる。だから着いた瞬間にベッドへダーイブ。そのまま動く気力を無くした俺は眠った
またハッと起き上がり、時計を確認する。夜の7時。
今日どんだけ寝りゃ気ぃ済むの俺。
「ってか症状どんどん悪化してね?熱あんのかな?体温計は、あっちか、動きたくないなー、誰かー!あーもー嫌だ。」
こんな時にあいつらは何してんの?ふとポケットに入れていた携帯を久しぶりに開くと、通知が。あいつら配信してやがる。何が、「お泊まり配信」だよ!ふざけんな
と、やけくそになりながら、お風呂に入ろうかとだるい体を起こす。めんどいし、シャワーでいいや。
入った後、ついでに体温計と、水のペットボトル、眠り薬のビールを持って部屋に行く
半分やけくそになりながら、一気にビールを煽る
「はぁー!うまっ、風呂上がりのビールは最高だねー」
そして追加のビールを飲みつつ、携帯見てたけど寝落ち
また次の日___
もう体調は最悪。起き上がることも出来ない。うっすら目を開けて周りを見ると、昨日飲んだビール缶が無残に転がっていた
もう何もしたくない。あいつらに助けを求めるべきか、いやまだ大丈夫だろ。死にやしない。というか今日ぐらいは来るんじゃね?そんな期待も虚しく、今日は2人で出かけていたらしく、SNSに写真が上がっていた。薄情な奴らだよ。電話の1本も無いなんて...別にいいよ
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