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悠の告白
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向かった先のいつもの公園。
鎖を微かに鳴らしながら、俺の指定席で
俯いて座る和真さんを見付けた。
「ごめんなさい………」
考えるより先に、謝罪が口をついて出た。
それから先はもう、嗚咽で言葉にならなかった。
必死で、泣きじゃくりながらも、今までの経緯を話した。
秘密にしていた訳ではないけど、他の男の人と一緒にいた事。
さっきその人と電話で別れてから、ずっと捜していた事。
隠さず全部話した。
地面にペタンとへたり込んで俯いて居たから気が付かなかった。
和真さんが、泣くのを必死に堪えていた。
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