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『終わったぁ?』
「ああ」
魅於の声に湖が返事すると、障子が開いた。
「わぁ!都椰ちゃん可愛い!!椿の着物にその帯すっごく似合ってるよ」
「ありが、とう」
「本当ですね。上品な愛らしさがありますね」
斎と魅於の誉め言葉に何故か顔が熱くなってきた。
俺が戸惑っていると、魅於が楽しそうに言ってきた。
「どうしたのぉ?都椰ちゃん。顔真赤だよ?」
クスクスと笑いながら魅於は言ってきた。
「もしかして、僕たちが言ったのに照れてるの?もう、可愛いなあ」
さっきまでのからかうような笑顔と一変して魅於は優しく笑った後、俺に抱きついてきた。
湖とは違う温もりを感じた俺はそのまま魅於に体を預けていた。
ベリッ
少しの間そうしていると、いきなりすごい勢いで湖に引き剥がされた。
「れ、い?」
俺の肩を右腕で抱いている湖は魅於を睨んでいた。
「もう、湖のケチ!!」
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