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狂犬
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グルッペン視点
ゾムに"狂犬"を連れてこいと言ってから数日後。いつも通り書類を片付けていると
ドタドタドタドタ
と廊下を走る音が聞こえた。廊下を走ってるとトントンに叱られるゾ!と心の中で注意していた。すると、目の前の扉が
バタン!
と大きな音を立てて開いた。
「「こんちわ〜!!!!!」」
「........誰だ?」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?
何勝手に入ってんねん!」
「ぐ、グルさん!?大きな声がしたけど、何があったんや...って誰!!?」
う、うるさい...。色々と大変なことになっとる...。
というか、最初に入ってきた2人組は...もしや...
「ゾム...その2人は...」
「んあ?あぁ!俺が前に言ってた"狂犬"の「コネシマとシャオロンといいます!!」」
ああぁ...ゾムがイライラしてきとる...w
「こ、この2人が"狂犬"?」
「せやで!」
「おぉ?騒がしいと思ったら...誰?」
オスマン...今まで何処に行ってたんだ...?
「まぁ一旦落ち着いて!
まずは自己紹介しようや」
「トントンの言う通りやな」
「そんじゃあ、どっちから自己紹介する?」
「俺らからでええで!!」
「じゃあ、よろしゅう」
「俺はコネシマや!!"狂犬"の1人で遠距離も近距離も行けるで!時々外すこともあるけどな!ハッハッハ!!」
「「「お、おぉ...」」」
「次は俺やな?
俺はシャオロンです!コネシマと2人で"狂犬"って呼ばれてます。近距離が1番得意で、ゾム以外に負けたことはないよな?」
コネシマが頷く。
結構強い奴らなんだな...見た目からは分からないが...。
「次は俺らか。
俺はグルッペン・フューラー。この軍の総統を務めている。基本、戦闘には参加しないが、たまに参加する時がある。」
えぇっ!!?とゾム、コネシマ、シャオロンが言う。それもそうだ。軍の頂点に立つものが気分次第で戦場に出るなど、普通なら有り得ない。
まぁ、この軍は"普通"では無いのだがな。
「俺はトントンです。
この軍の書記長を務めていて、戦闘員でもあります。あんまり強くはないけどな...w」
「俺はオスマン!
外交や偵察、資料の管理等をしてるめぅ〜!暇な時は散歩に行ってるめぅ!」
「個性的やなぁ!!」
「ゾム!この軍はおもろそうやな!」
「まぁおもろいで!」
一通り自己紹介が終わった。
とりあえず...
「コネシマ、シャオロン。
ここに来た理由を言え」
理由が無ければここに入る権利はない。ここは軍の頂点に君臨している俺の、総統の部屋だ。軍に入っていない人間は普段は入ることは許されない。
「俺らはこの軍に入りたい!
軍に興味があるし、ここは楽しそうだし!な!シャオロン!」
「あぁ!俺らをこの軍に入れてくれ!」
これは心強いな。
「いいだろう。これからはお前達もこの軍の一員だ!」
「よろしくめぅ〜!!」
「結構増えたなぁ...」
「ここからが大変そう...w」
そう。ここからが本番だ。
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