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転校生?何それ美味しいの?1
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その日は授業に出てはサボってを繰り返し家…とは言いがたいが禁区へと帰った。
それから桜は散り緑の季節がやってくる前の梅雨がやってきた。
今は4時間目。教科は学活。
班机で活動中。今月の班目標やらなんやらをを決めている最中。
信吉「転校生?」
「そう,今日転校生が1年生に来たんだって」
俺らの机の話題は1年生に転校してきたとい人物だった。
ちなみに話題を教えてくれたのはこれまた新撰組の生まれ変わりである男。
山崎烝。生花後の名を大崎涼花 オオサキススカ。
平太「こんな時期に?…なんか嫌な予感しかしない」
幸村「確かにそうだな。ちなみに転校の理由は?」
涼花「表上は家の事情。本当は前の学校で暴力事件を起こしたらしい。
すっごく自分勝手で自分が正しいと思ったことを避難されて言い合いになったみたいで。
…ここだけの話喧嘩を先に吹っかけられて返り討ちにしたんだけど,相手の肋骨と足首と腕の骨を折って自分は悪くないって言い張ってるって話」
それまた自分勝手な話だ…。
人のことは言えないだろうが。
話に興味を無くし手元にあるプリントに落書きを始める。
平太「サイコパスじゃん怖…同級じゃなくて良かったわマジで」
涼花「ホントにそれ…。後輩情報で転校生と同じクラスの奴が言ってたんだけど転校生くんってなんでも人類みな友達思考らしいよ。お互いの名前を知ったら直ぐに友達になるんだって…」
幸村「…おめでたいやつだな」
それはおめでたいと言うよりただの阿呆だろ。
信吉「…」
平太「…織田川って極力人と関わろうとしないよな~寂しいぜ…。俺兎だから寂しいと死んじゃう」
信吉「へー…じゃあ死ね」
平太「え!?酷くない織田川!!」
腕を組み顔をうめる。
最近雨が多くてなかなか眠れていない。
元々大きな音がする所やすぐ近くに人の気配が会ったら寝れない体質。
信長の時の癖…と言うか習慣というか。
何時いかなる時も寝込みを襲われるかもしれないというリスクがあった。
その為簡単にどこでも眠ることなど出来ない。
眠りにはいるものの直ぐに起きてしまう。
絶賛寝不足中だ。
幸村「織田川寝るなよ…と言うかお前も懲りないな…これだけ織田川が拒否ってんのになんでそこまで構いたがるんだか」
平太「オカンには言われたくないね!!だってさ織田川の笑った顔って誰も見たことないでしょ?」
…まぁそういや生花の世界では笑った事ってそんなないな。
平太「だいたい顔だってまともに見たことないし…これってさ見られたらレアじゃない!!?」
涼花「その為に構ってんの?」
平太「まぁ最初はそうだよ?だけどなんか織田川って気づいたらふらっとどっか消えてるし,居ても外向いてたり机にうつ伏せてるし…」
…よく見てんなおい。
平太「そのうちマジでどっかに消えそうなんだよな~それに俺と織田川ってそんな背丈変わらねぇのにこいつめっちゃほっそいんだぞ!!心配になるだろ!!」
信吉「ちょっと待ておい…なんで俺の体型知ってんだよ…気持ちが悪い」
平太「ん?体育の時にチラッとって気持ち悪いって酷いよ!!」
いや俺は正論だと思うが…。
と言うかやっぱり細いのか…まぁそりゃあんな生活してたら育つもんも育たねぇよな。
4時間目が終わるまで平太はずっと変態と呼ばれた。
自業自得だな。
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