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早く、情報を集めなければ……。
僕はそう思って、保健室のベットから出た。
「そう。記憶の混乱が続くようなら病院に行きなさいね」
「はい。失礼しました」
僕は返事を残して保健室を後にした。
そう言えば……今の僕は何歳なんだろうか?
教室の場所すら分からない。
六十年が経っていると言ってもあまり世界は変わっていなくて、嘘みたいだ。
今の自分の家すら分からないのに、どうやって帰ろうか等と考えながら廊下を歩いていると、
「よう、イグン。ボールで頭打ったんだって?もう大丈夫なのか?」
テヒョンイヒョンにそっくりな人が話しかけてきた。
「テヒョンイヒョン……?」
思わず安堵で泣きそうになる。
「うわっ、ちょっとなんで泣きそうな顔するんだよ、別にからかってないだろ?!」
困ったような表情でオロオロとしはじめるテヒョンイヒョンにそっくりな人。
「テヒョンイヒョン……これはどういうことなんですか?」
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