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それから、僕は結局自分が誰なのか全く思い出せずに途方に暮れていた。
そんな時、僕はある人と廊下ですれ違った。
「ジミニヒョン??」
何故かそんな気がして僕はその人の腕を掴んだ。
「ふぇ、な、何ですか…?」
心底驚いた様子でその人は振り向いた。
「僕のこと、分かりますかヒョン?
あの後は大丈夫でしたか??無事でしたか?」
自然とヒョンを掴む手に力が入る。それほど僕は必死だった。
「あの……腕痛いです。離してください」
ジミニヒョンはとても怯え、困ったような表情で言った。
「あっ……ごめんなさい」
慌てて僕はジミニヒョンの腕から手を離した。
「……初対面だと思います」
僕の手から開放された腕を庇いながらジミニヒョンは答える。
「え…………でもっ」
僕の脳は馬鹿みたいで「?」マークしか浮かんでこない。
だって、こんなにもそっくりなんだ。
今の戸惑っている時の仕草とか、雰囲気とか……
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