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ロミオとジュリエット 25★
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結の自宅に来たのは、2度目だ。
1度目は、結と初めて東京でデートした時。結を自宅まで車で送って来た。
その時は、もちろん結のご両親に会うこともなく、門の前で別れた。
「ようこそ、いらっしゃいました、東郷監督。」私が門の前に車を止めると、結とご両親が早速、家の中から出て来た。
クリスマスツリーの飾られたリビングを通り抜け、私は料理の並んだダイニングテーブルの迎えられた。
「本日はお招きにあずかりまして、心より感謝申し上げます。」私は挨拶の後、結のご両親が好きだと言う銘柄の日本酒を2本手土産として渡した。
「まあ、ありがとうございます!結から聞かれたのですか、このお酒好きなのです。」結のお母さんが言った。
結の両親に食事酒に、白と赤のワインと日本酒を勧められた。
好物の赤ワインをいただく。
車を運転するためと、酒類は筋肉の合成を阻むため、普段私は酒をほとんど飲まない。
が、何かの節目の時はいただく。
それに、光栄なことに、今夜は泊りがけのお招きだ。
ワインが注がれたところで、結のお父さんが切り出した。
「この度のことでは、息子がご迷惑かけた上、大変お世話になりまして、ありがとうございます。」
「いえ、こちらこそ、結さんとご両親様には大変な想いをさせてしまいました。お詫びの言葉もございません。」
私は、立ち上がって頭を深々と下げた。
「どうぞ、お手をお上げください。私どもは、息子の東郷監督に対する気持ちを重々承知しております。監督に謝罪していただくようなことは何もありません。」
「しかし、」恋愛が対等だとしても、19歳も年上である私の方に大きな責任がある。
「東郷監督が、一時期、監督の辞表を提出されたと伺いました。息子のために、地位も名誉も投げ打つ決断をされたのは、親として大変申し訳なく思っています。
私たちは、仕事柄、ひと様の苦しみを間近に見て来ました。 経済的問題、離婚問題、LGBTなどの差別問題…それらを法的に解決するのが私たちの仕事です。 監督、あなたは、もう十分過ぎるほど、苦しまれたのではないですか?」
これ以上、東郷監督とうちの息子の苦悩を、私たち夫婦は望みません。」
「道ノ瀬さん…。」弁護士である結のお父さんの言葉が胸にしみた。
「お料理を召し上がってくださいな。監督はお料理がとても上手でいらっしゃると、結から聞きました。
私はそんなに料理が得意ではないのです。クリスマスなのに、和風の料理を作ってしまいまして、結に笑われました。監督のお口に合うものかどうかわかりませんが、さあ、どうぞ。」
結のお母さんに料理を勧められる。
醤油とみりんで煮しめた豚肉としし唐が美味い。
日本の家庭料理を久しぶりに食べた。
「懐かしいような美味しさですね。」正直に私は言った。
「監督のお母様は、きっとお料理が上手なのでしょうね。
東郷監督のご両親は、日本にいらっしゃるのですか?」お母さんが、聞いて来た。
「おります、神奈川県の青葉台です。
父は、以前、祖父の経営する機械メーカ―の営業でドイツに行きました。
母も転勤に一緒に行き、ドイツパンに魅せられたのです。
パン作りの修行をして、そのままパン職人になってしまいました。
今は日本で、小さな店を持っています。」
「そうなの?僕、知らなかった。お店行ってみたい。」結が言った。
そうだ、結にも話すのは初めてだ。
「父の転勤が、私の高校時代でしたので私もその時からドイツに住みその後、サッカーの道へ進んだのです。
「ご兄弟はいらっしゃるのですか?うちは結1人なのです。」結のお母さんが言った。
「3人きょうだいです。私が一番上で下に妹が2人です。」
「えー妹さんが2人もいるの?東郷さん、お兄さんぽいのは分かるけど、男兄弟ばっかりかと思った。笑」結が言った。
「すぐ下の妹もパン職人で、母と店を切り盛りしています。その下の妹は楽団に所属する音楽家です。」
「まあ、賑やかそうなご家庭ね。監督は、いつもクリスマスはご実家ですか?結も毎年帰って参ります。」お母さんが嬉しそうに言った。
「私は、クリスマスはドイツにいます。私の住まいは元旅籠なので割と広いのです。ご両親を亡くした子供たちや、身寄りのない人を招いて、食事会をしています。」
「ご立派なことですわ。」お母さんが言った。
「私は、子供の頃からの夢だったサッカー選手としての人生を大怪我で断念せざるを得なかったのです。
まわりの人達は、選手がだめなら指導者、監督になれと教えてくれました。その後も多くの人に助けられて今を生きています。
だから、私も誰かの助けになりたいのです。」
「…東郷監督のような方とお知り合いになれて、私たちも幸運ですわ。ねえ、あなた。」
「本当に。」
結が私を誇らしげに見ているのが、嬉しかった。
テーブルの上のキャンドルが揺れて、みんなの笑みを照らす。
暖かな時間を、私は心より感謝した。
客間で、畳の上に1組の布団が敷かれていた。
畳の上に寝るのは、何年ぶりだろう。
時々日本に帰って来るが、ホテルの洋室に泊まるため、畳は本当に久しぶりだ。
よそ様の家なのに、1人なのを良いことに、まず畳に寝てみる。そして、布団に入った。
結と両親に暖かい歓待を受け、私は幸せな気分に浸った。
久しぶりに入った酒で、寝るのが心地いい。
眠りに落ちる前に、襖が静かに開いた。
私は、何だろうと暗闇で見ていた。
襖が開いて、向こう側で行儀よく座っている人物がいる。廊下のほのかな明かりで結だと分かった。立ち上がると部屋に入って来て座ってまた締めた。
部屋は再び暗くなった。
結は、子供の頃からきちんとしつけられて来たのだろう。
綺麗な所作だった。
私の寝ているそばにまでやって来る。
枕を持って来たのか。
枕を私の隣りにくっつけて並べ、布団を少し持ち上げ、結が入って来ようとする。
結が私に沿うように横たわる。
私の肩口に頭を載せ、ぴたりと寄り添って来る。洗った髪の良い香りがした。
私が、何もしないでいると、じっとこちらを見ている気配がする。そっと頬に結がキスして来た。
それでも黙っていると、結が指で私の唇を探し当てて指先で触れる。
その指先を、ふいに唇で挟んでやる。
結が驚いてビクンとした。
「東郷さん、起きてたの!?」
「結こそ、寝込みを襲うつもだったのか?」
結が、暗闇でニタリと笑ったのがわかった。
「結が、夜這いをかけて来るとはな。驚いたよ。自分の部屋で寝るんじゃないのか?」
「だって、同じ家にいるのに…」
「君のご両親がいらっしゃるのに、そんなこと出来ないだろ。」
「両親はもう寝ました。廊下挟んで反対側の部屋です。キスして東郷さん。」
結が私の横にピタリと体をつけ、キスをねだる。私の身体の下に、自分の身体を潜り込ませようとする。
これまでの結との数少ないSEXは、私が上になる正常位が多かったからそうするものと思っているのかもしれない。
「だめ、だめだよ。」
私は、結を甘く突き放した。
「拒まれると、燃える。」
結がからみついて来る。
「君がそれを言うか。」
結が、暗闇の中で私のパジャマのボタンを探り当てる。1番上を外す。
そのまま指を滑らせ、その次のボタンも探り当て外す。
これも、結は私の教えた通りにやっている。
結が私の襟元を広げ、強力掃除機みたいな吸引力で吸い付いて来る。おいおい。
「こら、結。」
「だって、試合が始まったらまた離れ離れでしょ。」
「ん…、サッカーの試合、結は好きなんだろ?」
「でも…、一緒にいる時は…。」
「一緒にいる時は、なんだ?」
「…だ…抱いて欲しい。」
結の一言で、この勝負は決着がついた。
SEXがひたすら苦手だった結が、私を求めて来る…、大きな進歩だ。
「まだ…、あの時は…大変なんだけど…東郷さんに抱きしめられると安心するんだ。」
私は、結をぎゅっと抱きしめた。
言葉に出さねば、結にまた叱られる。
「愛おしい…結。」私は、心からそう思った。
「ちょっと痛い。力強すぎ…。」結が笑う。
「ごめん。」
結の身体は信じられないほど、しなやかで柔らかい。
筋肉で構成されているので、感触としては固いのだが、関節と個々の動作が驚くほど柔らかい。
強く抱きしめると、首も腰もぐにゃりとしてどこか折れたのではないかと思うことがある。 ごついサッカー選手の中にいるせいもあり、同じ男性とも思えないし、女性とも違う。
結を抱きしめたまま、私は次の動作を起こさないでいる。
風呂から上がりたてなのか、温かく柔らかい結に埋もれて、このまま寝てしまいたいような気分に誘われる。
「ねえ、ちょっと!寝てしまったらだめでしょ。」結が、私の背中をパンパンと叩く。
「結が、寝かせてくれない…。」
「この状況で何言ってんの。」
私がその気になると逃げるのに、私が眠い時は結がやる気満々だ…。そうだ、結は悪魔だった…。
「まあ、こんなこともあろうかと一応準備して来たが。」
私は枕元のスタンドをつけ、”それ”をバックの中を家探した。
黒い小さな四角い袋を取り出す。
「これがあれば、よそ様のシーツを汚さず、君を抱ける。」
「何それ?あ、保健授業で習ったヤツ?僕にも、見せて。」
結がそれを取ろうとしたが、取らせない。
「君の”準備”を先にしないとな。」
私は結を布団の上で、頭と足の方向を逆転させた。
「あっ!何するの?!」今まで足元だった方に頭を寝かせられ、結が不安を感じ取っている。
「いいから、じっとして…。」
結の股間を手のひらでグっと掴む。
「あっ…」
次に、手を尻の方へ回し、パジャマのズボンと下着を下ろした。
「いっいや…。」
尻の割れ目から手を入れ、蕾に触れたら結が身悶えた。
下着を足から抜くと、結の足首を持ち、灯りの前で結の足を広げる。
「いやっ、いや!」
結は少し大きな声を上げた。
頭の方は暗くて、裸の足の間に灯りがあると言う状況に結は狼狽している。
「声を出すと、聞こえるんじゃなかったのか?」
「あっ…」
結は、両手で口を押えた。
結の足の間に、私は身体を割り込ませながら、手を掴み、左と右それぞれ顔の両側で抑え込む。
抑え込まれたことで、不安を感じた結が私の下でうごめく。
それを、体重をかけてのしかかり、唇に唇を合わせる。
「いいかい、結。キスは、こうやってするんだ。」
結の小さな唇をそっと挟み、吸ってやる。
上唇、下唇、口角…、結の柔らかな感触を味わう。
「んっふふふふ‥‥。」結の、のどが笑った。
私は、Uの字に舌を丸め結の舌の下に入れ、結の舌を吸った。
「そうだ、結は舌が長いのが特技だったな。」
「朝の番組、見たの?…笑。」
「今、私がしたようにやってごらん。」
結の口が開いて、細い舌が見えた。
「舌を丸めて…」私の言うとおりに、結が丸める。
そして、私の唇に触れて来た。
唇の上を右往左往するばかりで、なかなか舌を私の中に入れて来ない。
舌が出て来たところを、唇で挟もうとすると、するっと逃げて行った。
躊躇しているのか?それとも、結はじらすことを覚えたのか?
待ち切れず、こちらから結の口に侵入した。
上あごのざらざらした部分、舌の付け根の下側を舌先で軽く刺激すると、結が、裸の下半身を私に巻き付けて来た。
強い両足で私の腰、腿に巻き付いて来る。
感動的なほど柔らかい動きで、私を内股に力を込めて強く締め付けて来る。まさに、結の中に入っている時と同じだ。
私は、自分の人差し指を少し舐める。
結の唇を再度奪いながら、手を伸ばして、結の”下の口”に人差し指を第一関節までグッと差し込んだ。
「んんんっ!!!だめっ!!!んんっ!!」
1本とは言え、指をいきなり差し込まれ、結は悲鳴を上げた。
でも、その悲鳴は私のキスに飲み込まれた。
「痛いか…?…、 …ん?」
唇を首、耳に移し結に問いかける。
「やっ、優しくしてくれなきゃ、やだ…。」
そうだ、相手が男性であればこそ、より丁寧な愛撫と前戯が不可欠なのだ。
「今、濡らしてやるから。」
「いっいや…。」
結は、どうにも慣れない”濡らされる行為”を恐れている。
枕元に、結のお母さんが用意してくれた、タオルを見つけた。
「結、口を開けて。」
結が「え?」っという顔をしたが、すぐに素直に口を開けた。
その口に、折りたたんだタオルを挟み込んだ。
「んぐっ‥‥。」
「結は、声…大きいから。」
そう、結は、普段清楚で上品なわりにはSEXの時、大きな声を出す。
「んんっ…。」
私は、結のパジャマの上着のボタンをすべて外す。
豊かな胸筋を掴み揉みしだきながら、乳首を吸い上げると、結が首を振った。
腹の筋を垂直に下り、へそに舌を入れ、更にはその下の結の細身のものを舐めてやる。
「んんんっ」
結の膝裏を押し上げ、足を大きく開かせ、奥に吸い付いた時、結がタオルをかみしめうめいた。
「んんんんっ!!!」
舌を尖らせて差し込み、入り口付近を濡らす。
結の場合はもともとキャパが小さい上に、恥ずかしさや怖さから来る緊張で中腔が縮こまっている。
その小さく狭い所に、私の物が貫通するのだから、結はそれは大変なのだ。
初めての時…、極めて慎重に行ったにもかかわらず、破瓜の痛みに、結は泣き叫んだ。
それが私自身にも、責任となって刻まれている。
丁寧な前戯で慣らすのが一番だが、いざ行為に及ぼうとすると、結が緊張してしまい縮こまることで、より痛みを感じるようだ。
ローション使う手もあるんだが、濡れるのと、ほぐれるのとは違う。
感じさせて、伸びをよくするほかない。
指で襞を開き、中に2指を差し込む。
「うっうっうっ!!いやっ!」
結の口から、タオルが外れた。
結の中の形を指の腹で確認しながら、愛撫し、そしてさぐる。
私の形を、結の中は記憶しているはずだ。
結の中から、指を引き抜くと、結はぐったりと寝具に沈んだ。
私は、先ほどバッグから取り出したスキンの黒い袋を開ける。
結に背を向けて装着して、結の股を広げ体を入れた。
結の襞口にそれを押し当てる。
結の口を手のひらで押さえて、ググイッとそこを押し破った。
「ひぃいいいいい!」結が手のひらの下で悲鳴を上げている。
グイッグイッと入れた。
「ひぃいいいいい!!…んんん!!!!」
結が手足をばたつかせ、手のひらの中で必死にうめいている。
結と私は体格差もあるし、仮にも私は元スポーツ選手だ。
圧倒的な力で結を抑え込み、挿入した。
「ひっうっうううっ!!!!」
奥までグググっと入れ、結の尻と私のその部分がパンッパンッと当たって音がした。
腰の動きを早めて、高速で挿送しラストスパートをかけた。一気に頂上まで駆け上がり…、
「ひっうぐっうううっーー!!」
結が、私の手のひらの下でうめきながら先に行った。
波が来る度、結にきつく、しめ上げられた。何度も、何度も。
「うっ…。」私も思わず、うめいた。
私も結を力いっぱい抱きしめ、弾けるようにビクッビクッと数回脈打ち…解放された。
結が味わせてくれる…目もくらむような快感…、結は何か体に特別な仕掛けがあるんじゃないかと思うほどだ。
結の口から手のひらを外すと、ハアハアと荒い息をしていた。
呼吸が収まる頃、結は私の一部を体内に残したまま、ぐったりとして動かなくなった。
余韻が覚めないのか、ぼーっとしているのか、半分眠っているようにも見える。
結から、”自分”を引き抜く。
意識がはっきりしない結の肩をそっと抱き、頭をなでてやる。
正気に戻るとまた、恥ずかしがるので、今のうちにティッシュで結の秘部を丁寧にぬぐってやる。
「ひっどい…東郷さんなんてことするんだよっ!」秘部に触れた途端、いきなり結が意識を取り戻した。
「声を上げたら、まずいだろ。」
「なんか…”犯られた”感じ…。」
「人聞きの悪い…。寝込み襲ったのは結じゃないか。」
「無理やりした”罰”を、何か与えないと…。」
悪魔が、”拭かれながら”言う。悪魔の時は、恥ずかしくないのか?
「何だよ、罰って?…。」結の片方の膝裏を持って押し上げ、拭いてやる。
「サッカーでもあるでしょ、ペナルティ。レッドカードものだよこれは。」(※レッドカード、サッカーで反則を行った選手を一発退場させるカード。)
「そーだ!」
悪魔が、何か思いついた。
「そうだ、東郷さんのご実家に行こう!」
「なっ、なんだって?!」
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