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4.出会い
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俺達の出会いはずっと前。
誠也のことを知ったのは俺が中学2年の時。
俺よりも1つ年上で、会う時はいつも1人で居た。
周りと仲が悪いとか地味だ、とかじゃなくて
ただ群れることが嫌いなだけで
誰とでも仲良くできるような奴だった。
そんな一匹狼なところがかっこよかった。
会うのはいつも保健室、ストーブの前が誠也の定位置だった。
その頃の俺はバスケ部に入っていたが、
部活が嫌いでよく仮病で保健室に行き早退していた。
最初はいつも居るなぁ、くらいにしか思わなかった。
先生と話しながらも俺にも話を振ってきたり
ほんとにフレンドリーな人。
誠也のことで分かったことは、
学校はほぼ午後から来て、まずは保健室に行く。
言葉遣いも頭も悪いしタバコも吸うが喧嘩はしないし
教師のことをちゃんと"先生"と呼んでいる。
一般的なヤンキー、とは少し違った。
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