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浴室=SIDE H=
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「酷いな……。部屋は好きに使っていいよ。俺は、おばさんの店手伝いにいくから」
タクシーが着くのを待っていたかのように、マンションの前で傘を差して幼馴染でアニキの彼氏であるヤッちゃんは立っていた。
思ったより酷い様相にさすがに眉を寄せていたが、ヤッちゃんは先輩の体を右側から支えてくれ、オレは左側を支えながらロビーへと入る。
「苦しそうで……どうしたらいいのか…」
荒い呼吸をつく先輩を横目でみつつ、ヤっちゃんはオレの顔を覗き込む。
「かなり強いクスリ使われてると思うから、体洗ってあげて。この様子じゃ、消化しきれてないから求められるかもしれないけど、そこは強姦にならない程度に慰めてやるのがいいとおもう」
耳元で囁くように告げられ、どうしたものかと考える。
色っぽい表情をして、泣きながら辛そうに喘ぐ姿に散々煽られてはいる。
自制が効くかどうかというところである。
「ありがとう。ヤッちゃん。やっぱそういうこと良く知ってるね、流石百戦錬磨だよね」
ここら辺でも有名なプレイボーイってやつで、何人もカノジョをとっかえひっかえしていたのを知っている。
それがアニキとなんて、なんだかオカシイ話になっているが。
「媚薬は、トールにしか使ったことないぞ」
思わず口から飛び出したとばかりに慌てて口を塞ぐが時は既に遅しである。
「……アニキに使ってるんだ」
「まあ、それはいいとして……綺麗に洗ってあげるんだぞ。腹くだすから」
誤魔化すように、色々と話を繋いで教えてくれるが、ヤっちゃんも大概だろう。
部屋の前までくると扉を開いて、ヤっちゃんは先輩の体を一緒に浴室まで運んでくれた。
「じゃあいくから。戸締りはヨロシク頼むよ。」
先輩は朦朧とした表情のまま、前後不覚に陥っているのか辛そうな表情でヤっちゃんがいることにも気づかない様子だった。
壁に凭れさせて、ブレザーを脱がせ、ボタンを全部ちぎられたどろどろのシャツを剥がし、おざなり程度に履かせたパンツを引っこ抜いて全裸にすると、少し焼けた膚にいくつもの青あざや紫がかった痕が残っている。
さんざん弄ばれたのか、土と一緒に体中に体液がこびりついている。
焦点の合わない目が微かにオレをとらえて、表情がゆがむ。
「大丈夫……洗うだけですよ」
濡れないようにブレザーとシャツとスラックスを脱いで、パン1の状態になるとシャワーのコックを捻ってお湯の温度を調節する。
まず体についた土や汚れを流し始めると、先輩は天井を見上げて辛そうに呼吸を繰り返す。
「……う…ン…っふ……ハァ……ふ」
水に触れる刺激だけで、堪らないのか首を振って声を堪えるように奥歯をかみ締めている。
いじらしい表情に煽られそうになる。
スポンジにボディーソープを垂らしてもみこんで泡を作ると、震える体をゆっくりと磨くように洗っていく。
「……う…くっ…ああ……っ、さ…わ…んな……ああッ……ンン」
堪らないとばかりに内股を震わせ、中心部分は素直に頭をもたげて、じっとりと粘液を漏らし始めている。
男同士で反応するのかとか考えた自分が嘘のように煽られて中心を堅くしている。
この人を乱してみたいと思ってしまう。
あそこにいた奴等と変わらない思考に嫌気がさす。
「クスリのせいです。先輩。どんなに乱れても大丈夫ですよ」
はくはくと口を開いて、注がれた体液を漏らすアナルに指を触れてシャワーを当てながらゆっくりと中を掻きだす。
柔らかく熟れて熱をもったそこは震えながら求めるように蠢く。
「ンンっ…あぁ…あああ…っ、ああ……っ」
両脚を開いて仰け反る肢体が艶かしくて、指を奥まで突き入れると、きゅうっともって行かれそうに吸い付く。
濡れた金色の髪に触れたくて、思わず手を伸ばしそっと指先で梳いて、開いたままの唇にそっと唇を重ねる。
焦点の合わない目が、驚いたように見開かれ押し込んだ指先をきゅきゅうっと締め付ける。
精液の味のする下唇を味わうようにちゅっちゅっと吸い上げ、指で探し当てた前立腺をぐっと押し上げるように指の腹で刺激する。
「む…う……うううンンンン――っつうう」
びしゃっびしゃっと腹の上で先輩のペニスが弾けて精液を吐き出す。
全身が熱をもって震え、目は蕩けたように快感に酔っている。
欲しがるように指を甘噛みして蠢く胎内。
ねだるようにゆれる腰が、刺激がたりないと焦れたように震えを刻む。
もっと、この人を欲しいと思う。
「……我慢できなくなりました。先輩がエロ過ぎるせいですよ」
言い訳のように耳元で囁き、オレはパンツを引き下げて自分の欲望をとりだして、先輩のアナルへ押し当てると一気に突き入れた。
「や…ああああっ…あああっ…っつああ」
これじゃあ……、オレもあいつらと変わらない。
ずぷっずぷっと音をたてて腰を入れ、先輩の熱い内部を味わい背中をぐっと抱き寄せる。
蕩けた表情で涎を垂らしながら、オレをとらえるこの人を心から可愛いと思う。
「気持ちよくなってください……大丈夫だから……ね」
耳たぶを口に含んでゆっくりと律動を繰り返す。
「ああっ…あああ…はぁああん…ああふ…うう」
先輩の喘ぎが熱を帯びた甘いものに変わる。
腰が揺れてオレを求めているとはっきりわかるように、腰に脚が縋るように巻きつく。
そのしぐさでさえ、可愛いと思い始めているオレは相当末期かもしれない。
ぐぐっとその脚を肩にかけて、最奥までずっぷっと突き上げ腰を揺する。
髪を振り乱して声をあげる先輩の体を何度も突き刺し、唇を吸い上げた。
「あっ、あっああ…ああふ、ああ…っううう、ひっ…い…く…っ」
全身を痙攣させてオレの腕の中で果てる様子に、オレも我慢が効かず胎内へと欲情を放った。
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