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それぞれの熱い夜
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ぐすん。
ぐすん。
ドラッグストアの紙袋の中には、おれのモジャ毛のついた布がいっぱい入っている。
ぐすん。
ぐすん。
さようなら、おれの毛。
もう、おれのお股は、つんつるてん。
一本も毛は残っていない。
そして、お尻にもそれはイタされて、よもやそんなところまで毛があるなんて知らなかったし、それを抜かれるなんて思ってもいなかった。
さようなら、おれの毛。
「マタ生エテキタラ、ヤッテアゲヨウ。」
「・・・またチクチクするの?」
生えかけは最低だ。
「シナイ。毛根カラ抜イタカラネ。」
「・・・また痛い?」
もう、本当に痛かった。
「痛クナイヨ。初メテガ痛イ。」
ぐすん。
ぐすん。
つるっつるの、おれのお股。
不思議なことに、凄く肌が赤ちゃんみたいにぽわぽわだ。
気になって触っていると笑われた。
「可愛イクナッタ。食ベテモイイカイ?」
そうしておれは、初めて食べるという意味を知った。
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