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朝の習慣
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「You are my precious.」
かけがえのない、大切な人。
後頭部を押さえて、ゆっくりとベッドに寝かせた。
シャツをめくりあげながら、深く深く口付ける。
はくはくと息をする様子をちらりと見て、今回は息を止めて失神することはなさそうだと確認した。
部屋も2部屋ついた角部屋のスイートだ。
シンサクが喘ぎ泣いても隣から通報される心配もない。
時は熟した。
「んっ・・・んんっ。」
舌を絡められてエドワード様から押し倒された。
優しい手つきにうっとりとなったが、エドワード様の漏らした言葉が気になって仕方がなかった。
ゆあまいプレステ
You are my PlayStationって何?!
君はワタシのプレイステーションってこと?
つまり、ゲーム。
遊びってこと?
シンサクは泣きたくなった。
「エド、わーどさま・・・っ、やめて。」
乳首を舐められながら、エドワード様の肩を押しやった。
「・・・ドウシタ?怖イ?」
首を振ると、涙がエドワード様の頬に飛んでいった。
驚いたようにエドワード様が体を離した。
泣きたくないのに、涙が出てくる。
「シンサク?」
震える口で、エドワード様に尋ねた。
「おれのこと、遊びなの?」
why?
愛おしいと話したのに、なぜに遊びになるのだ!
セックスしようと元気いっぱいだった下半身は、スッと熱が冷めた。
「何故ダ?」
「プレステって言ったから。」
・・・決めた。
「my preciousハ、大切ナ人トカ、愛オシイ人トイウ意味ダ。」
「へ?」
スゥッと大きく息を吸い込んだ。
「コノ、馬鹿メ。毎日英語ノ特訓ダ!」
「ええ?!」
こうして朝の習慣に加えられたのは、英語の聞き取りだ。ワタシがteacherとしてムービーで録画し、LINEで再生。
回答はシンサクからムービーで撮影し、LINE添付。
夜中0時までに正解が出せなければ、
「イタブル。」
と宣言した。
もう無知は許さない!
シンガポールに連れて行くには、早急な馬鹿改善が必要だ。
母国語でさえ使いこなせないようでは、私設秘書でも雇えやしない。
ギランッ!と睨みつけた。
絶対に馬鹿を改善させてやる!!
お泊りした翌朝、神に誓ったエドワードから起き抜けに質問された。
「How can I get to Tokyo station?」
(東京駅に行くにはどう行けばいいですか?)
「でぃっ!This is ステーション.」
ハリタオース。
散々に啼かされた。
イクにイケない地獄の中で、エドワード様に愛されて幸せってこと。
「あ、あぁんっ!!」
「How can I get to Tokyo station?」
「うっ、うぉーくっ」
チッ。
「Go straight along this street, and turn right at the end of the street.」
「ご、ごぅ。ンンーッ、あろんっ」
このままじゃ自分もイクことができない。
とにかく、一緒に擦ってイったあとに対策を考えよう。
時計を睨みつけながら、追い立てる。
今度は自分がイクまで離してやらない地獄だ。
「あぁん、またイクッ!」
くそぅ、可愛い!
許しそうになる自分を戒めながら、長期戦ともいえる馬鹿改善をどうしたら良いか真剣に悩むエドワードだった。
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