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果ての先に。
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もうすぐ、エドワード様と会える。
一週間は、短いようで長い。
着々と家の中も綺麗になっていった。
お母さんがエドワード様をお泊り歓迎するために張り切っている。
「ね、カーテンも古くなってきたしこの際買い換えましょうよ。」
こんな感じだ。
だから、お家に帰るたびにビックリする。
「ソファ、どうしたの?」
「ふふ、カバーを作ってもらったの。」
ご近所さんのツテで、桜井さんというミシンが得意な人を紹介してもらったらしい。
ウマがあったらしく、新しいお友だちが出来たと喜んでいた。
「この前ね、お嬢さんとも会ったのよ。可愛かったわぁ。」
クッキーをあげたら手放しで喜んでくれたそうだ。
「また次も何か美味しいお菓子をあげようって思うわよね。」
ふふ、お母さん、楽しそう。
「エドワードさんて、何を召し上がるの?」
「うーん、ハンバーガーはお好きみたいだけど。」
晩御飯には適さないよね。
「んー、和食はダメかしら?」
「召し上がるよ。お刺身も大丈夫みたい。」
「じゃあ、夜は和食。朝はサンドイッチにしましょう。」
「うん!」
お家にエドワード様がお泊りする。
ホテルみたいに いちゃいちゃは出来ないけれど、エドワード様との距離がまた縮まった気がして凄く楽しみだった。
「ね、夕方からお連れしたらいいよね。」
「そうね。でもお料理作るの、晋作手伝ってね?」
ふふ、おれのお嫁さん修行は続行中だ。
お魚を焼くだけでも、早くひっくり返すと身がボロボロになってしまうので、お料理って奥が深いなって思う。
「がんばるね。」
ガッツポーズをしたおれに、お母さんはにこにこ笑ってくれた。
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