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果ての先に。※
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フェアじゃない。
そう言われて、第2ラウンド。
今度は俺が奏太さんを襲う番。
股に挟んで俺が襲ってるんだけど、うまくいかない。
理由のひとつは
「いででででッ!」
奏太さんの体が硬いこと。
笑ってしまって、股に挟むどころじゃなかった。
体勢的には足をくっつけた状態で、まっすぐその足を抱えるんだけど、奏太さんがやると膝が曲がって正直邪魔。
もうひとつの理由は、内緒だけど奏太さんのお尻を見ても入れたいとは思わなかった。
「アハハッ!もう笑っちゃって無理!」
「ゴメンよー、あ!拓篤、後ろから襲ってみるか?」
四つん這いになって、股の間に挟めと言う。
うーん。
とりあえず挟んでみたが、なかなかイケなかった。
拓篤が俺を襲ってくれているが、どうもノラない。
股に挟んでシゴくが、拓篤とヤッている興奮はあるものの、それを超える快感が生まれてこないのだ。
「拓篤、俺ヤッていい?」
「うん。」
拓篤が四つん這いになった。
それだけで、ちんこがムクリと大きくなった。
小さな筋肉質の尻が可愛いと思った。
尻たぶに音を立ててキスを落とすと、拓篤が喘いだ。
「挟むぞ。」
股の間に挟み込み、俺の両足で足が開かないように固定した。
拓篤のちんこを潰すように押し込むと、びくびくと尻が動いた。
やっぱイイわ。
拓篤は、感じやすい。
そして、とても綺麗だ。
腰を押さえた手を離し、そっと双丘を割った。
ピンク色の、穴。
感じるたびに、キュッと締まるソコに入れたい。
優しく指を差し入れて、割ってみたかった。
「あ、ああ!んっ・・・!」
ガクリと上半身が落ちた。
枕を抱きしめて、ひくひく喘いでいる。
背中のラインも綺麗で、れろりと舐め上げ、肩を齧った。
「や、だ!それダメ!」
「気持ちイイんだろ?」
耳を舐ると、拓篤が涎をこぼした。
「ああ、あぁ、ゾクゾクす、るからっ!」
可愛い。
堪んない。
抱え上げてひっくり返した。
「ンンーッ!」
こぼした唾液ごと、深く口付ける。
胸を押し潰し、ぴったりと体を重ねた。
「好きだよ。お前のこと可愛くて仕方ない。」
ああ、ダメ。
ゾクゾクする。
拓篤は愛の言葉を囁かれてイキそうになった。
気持ちが満たされる。
ひとりじゃないって思える。
愛される幸せを、はじめて感じた。
「言えよ。好きって言って・・・。」
鼻先を啄まれて、泣きそうになった。
「すき。・・・奏太さん、好き。」
「上等。」
下唇を甘噛みされた。
「ん・・・、ふぅ、ん。」
「早く好きになれ。俺の事を好きになれ。」
「ん。」
しっとりの濡れた背中に手を掛けた。
たぶん、好き。
そう言ったから、奏太さんは囁く。
好きと言え、好きになれ。
ちょっと強引な言葉も、奏太さんが言えば甘く響く。
好きと言え、好きになれ。
「奏太さん。」
「ん?」
「もっと好きって言って。」
そうおねだりすると、頭を引き寄せられた。
「めちゃくちゃ好きだよ。恋の矢が刺さりまくって、自分でも驚くくらい好きだ。」
「・・・その矢は抜けない?」
「抜けないな。お前のこと、1秒毎に好きが増していくよ。」
ああ、もう観念した。
「ね、奏太さん。」
「ん?」
俺ね、たぶんじゃなくて、奏太さんのこと好きになった。
奏太さんの耳元で囁くと、奏太さんが身を起こした。
「ほんと?」
「うん、ほんと。」
腕の中で見降ろされながら、微笑んだ。
「たぶんじゃなくて、好き。」
「ヤッター!!」
ギュウギュウに抱きしめられて笑った。
「アハハッ、苦しいって!」
「ブハッ。うるさい、幸せに浸らせろ。」
くすくす笑いながら、キスをした。
「なあ、拓篤。お前、俺に入れたい?」
「ふふ、俺、まだ分かんない。」
「なにー?!」
それは、おあずけなのだ。
俺は、たぶん入れて欲しい派。
でも、まだこの疑似セックスでも充分幸せ。
「くっそぉ、入れてほしくて堪んなくなるくらいデロデロにしてやる!」
「アハハ、俺も奏太さんが入れてほしくなるように頑張ろうかな。」
えー。
悲壮な顔になった奏太さんをみて、爆笑した。
「とりあえず、勉強すっから。」
「それ、実地?」
「おー、テキスト開きながら、拓篤のちんこを弄ってやる。」
ブハッ。
「それ、分度器とか用意されそう。」
「おー、テキストで角度32度で弄れと書いてあったら、その通りにしてやる。」
奏太さんといれば、なにも怖くない。
全てを笑いに変えてくれて、不安が無くなるのだ。
「拓篤のココに入れたい。痛くない方法を調べるから、な?」
「それ完全に俺が入れられるテイじゃん!」
「バレた。」
そんなわけで「入れたい派と入れられたい派」はまだ保留。
手探りの状態な俺たちだけど、胸いっぱいの幸せを感じていた。
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