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急き立てる。 ※
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ゆらゆらと揺れる。
熱で溶けそうな暑さに、荒く息を吐いた。
ゆらゆら。
ゆらゆら。
大輔さんの腕にしっかりと抱かれて、その揺れる天井を見上げた。
好き。
大輔さんの夢と自分の夢が重なる。
心も、体も、ひとつになる。
未来は、予測不能だ。
だからこそ、努力をしていかなければならない。
ただ待っていても、何も始まらない。
それを教えてくれたのは。
「あぁっ!!」
「光太郎ッ!」
俺を抱きしめて震えている、この人だ。
愛おしくてならない。
ねぇ、ずっと一緒にいようね。
そして、お互いの家族と仲良くしていこうね。
あなたの背中をずっと見てた。
これからは、一緒に並んで歩いていきたい。
淋しい気持ちを埋めてくれたのも。
愛を教えてくれたのも。
新しく住むところを与え、生きる事の楽しさを教えてくれたのも。
この俺を抱きしめてくれる、大輔さんだ。
そして、大輔さんは教えてくれた。
一歩踏み出す勇気を。
「や、ぁぁ!!イクッ!!」
ゆれる、ゆれる。
ゆらゆら、ゆれる。
打ち込まれる愛を受け止めて、急き立てられる熱情に、光太郎は小さく声を上げた。
愛してる。
ずっと。
ずっと。
「・・・好きッ!」
生涯、ずっと。
ふわふわとした気持ちのまま、俺はすぅっと眠りに落ちた。
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