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憧れ。2019年7月14日
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「いや、だからさぁ。」
晋作が従業員通路を歩いていると、男性の苛立った声が聞こえた。
振り向くと、誰もいない。
声がするのは、非常階段の方だ。
「やめて!」
女性の嫌がる声が聞こえて、びっくりした。
思わず非常階段の扉を開くと、そこには婚礼でよく一緒になるアルバイトの女の子が背後から抱き締められていた。
「うわっ!!」
思わず体当たりして女の子を引き離すと、逆に男性から突き飛ばされた。
ふわりと浮いた感じがあった。
これ、ヤバイ。
薄暗い階段室の天井が視野いっぱいに広がったのを見ながら、どこか遠くで、そう思った。
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