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6 3月5日
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ピロン。
『光太郎くん、元気かな?』
腰が重だるくてゴロゴロしてたら、お兄ちゃんからLINEがきた。
『うん!お兄ちゃんは明日からピアノサークル行くの?』
ピアノを弾けないと言っていたお兄ちゃん。
以前、俺の家で教えようと近くの幼稚園の前で待ち合わせしてたら、彼氏さんに奪われた苦い思い出。
『行くよ!光太郎くんは行かないの?』
ピアノについては問題なく弾けるから、通う予定は無かった。
お兄ちゃんのことを好きな頃なら、あれこれ理由をつけて一緒に通ったと思うけど、いまの俺には大輔さんがいる。
『そっか、残念!ね、よかったら夕方にお茶しに出てこない?』
会って、オトナになったことを話したい気もするけど、大輔さんに晩御飯を作ってあげたかった。もちろん、バイト抜きで。
それに、まだゆっくりとしか歩けない。
腰も重だるいし、その・・・お尻の穴も、まだセックスの感覚を引きずっている。
それくらい、大輔さんとのセックスはクセになりそうな感じだった。
『ごめんね、今日は家から出れなくて。』
『彼氏さんのお家?』
『うん、そう。』
でも、お兄ちゃんとは会いたい。
『明日は忙しいだろうから、明後日とかは?』
『明後日は健康診断があるから、その後でもいい?』
『大丈夫!』
その頃にはちゃんと動けるようになってるはず。
俺も健康診断受けなきゃ。
大輔さんにどこがいいか相談してみよう。
『じゃあ、終わったら連絡するね!』
『うん!』
お買い物、行けるかな・・・。
ちょっと眠くなってきた。
アラームをかけて光太郎はラグの上で丸くなった。
ちょっとだけ、おやすみなさい・・・。
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