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エドワードの憂鬱
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外で会うと、子どもっぽさが目立った。
うん、やっぱり好みのタイプではない。
もう少し育った、抱きごたえのある筋肉質の体が好きだし、同じレベルで会話が出来るほうが断然楽しい。
だが、キラキラと目を輝かせてワタシを見る姿は、好意に満ち溢れていることは、わかる。
「トンプソン様は、いつもスーツがお似合いですが、今日の格好も素敵です。」
ポロシャツにジーンズ。
ラフな姿で会うのは初めてかもしれない。
研修生だからなのか、土日や夜遅くは見かけないからだ。
必然的に仕事に出かけるときか帰ってきたときにしか会わないため、スーツ姿しか知らないのだろう。
「アリガト。シンサクはキュートダネ。」
真っ赤な顔で俯かれた。
ああ、これは間違いない。
「トンプソン様に憧れてます。」
uh-huh
しまった、こんな子どもは好みじゃない。
触手も動かないぞ。
そうは思っても、毎日毎日会えば絆されるわけで。
たまに見かけない日があると、気になって仕方がない。
「今日ハ、シンサクは?」
「松岡は、今週はポーターですので、お帰りの際に会えますかと。」
なるほど。
頷いて首を傾げた。
何故気になるんだ?
ただの「研修生」だ。
猫や犬の感覚なのかもしれない。
そう思ってその日はしっかりと仕事をして帰った。
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