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失敗から学ぶ ※
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体を洗いあげ、抱き上げてベッドへ運んだ。
柔らかな体は、マシュマロのようで。
食べると甘い味がしてきそうだ。
はくはくと浅く息を吐くシンサクを降ろし、顔の横に手をついて見下ろした。
「最後マデ、シテイイカイ?」
こくんと頷いた顔を優しく撫でる。
ガブリと首筋に噛み付いた。
「あぁん!!」
途端に甘い声を上げるシンサクが可愛くてたまらない。
もっと感じさせて、もっと夢中にさせたかった。
慎ましやかに実った乳首を咥えて、転がしていく。
ふんふん啼いている様子を確認しながら、そっと主張するペニスを握り込んだ。
「やぁ!!」
ぐちゅぐちゅに擦り上げると、シンサクの顔が真っ赤になった。
頭を抱えられて、興奮する。
さらに追い込むと、ふとその手の力が弱まった。
快感に泣きだしたのかと顔をみて驚いた。
ええ?!
白眼を剥いて、気を失っている。
「シンサクッ!シンサクッ!!」
そう。
ワタシの恋人は、バカだったのだ。
意識を取り戻したシンサクに理由を聞くと、声が出ないように息を止めていたと申し訳なさそうに謝ってきた。
何ノ為ノ、ホテルだ!!
アメリカにはラブホテルは無い。
最初、日本に来た時に驚いた。
そして、そのサービスに関心したものだが。
しょげた様子のシンサクを見て、ふと思った。
もしかして、ラブホテルを知らないのか?
あるいは、いまそのラブホテルに入っていることに気付いていないのか?!
「コノホテルは何ノ ホテルダ?」
「?」
質問を変えよう。
「コノホテルニ入ッテ、思ッタ事ハ?」
「おれみたいなポーターが居ないから、荷物持ってる人は大変だろうなって。」
・・・。
「他ハ?」
「無人受付だったから、超コスト削減されてるなってことと、プール付きだからスィートルームなんだって。」
ナルホド。
「ココハ、日本人ガ発明シタ、ラブホテルダ。」
「ええ?!こ、こここここ、ここがかの有名なッ!!」
有名かどうか知らんが、普通のホテルだと思っていたらしい。
すっかり失せた。
「えへへ。エドワード様、ごめんなさい。」
抱きついてこられても、下半身はぴくりとも動かない。
だって、セックスの途中で白眼を剥いて倒れるなんて、どんなホラーよりも怖かった。
今度から連れ込む時には、きちんと説明しよう。
そう心に誓ったエドワードだった。
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