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初めての挑戦。
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嬉しい!
エドワード様!!
フジサワさんが迎えに来てくれて、エドワード様のところに連れて行ってもらった。
おっきい車で待っているエドワード様のお顔が見たくて堪らない。
風見さんから「お行儀良くね。」って言われたから、走っていくのを諦めた。
早く早くっ
早く歩いて歩いてっ
話をしながら歩くふたりの背中を押したいくらいだ。
だって、もうすぐそこにエドワード様がいるんだもん。
ぴかぴかの車は、指紋がついちゃいそうな車で、フジサワさんが扉を開けてくれた。
「エドワードっ!!」
駆け込んで、ギュッと抱きしめた。
リュックごと、エドワード様はおれを抱きしめ返してくれた。
「シンサク、ヨクキタ。」
嬉しい!
すりすりと額を胸に擦り付けた。
エドワード様の匂い。エドワード様の胸。エドワード様の腕。
すきすきすき!!
「エドワード、お久しぶりです。」
風見さんが乗り込んできた。
あ、お仕事。邪魔しちゃいけない。
慌てて膝の上から降りた。
「連レテ来テクレテ有難ウ。問題ハナカッタカ?」
「諸問題ございました。後でご説明します。」
お仕事大変そう。
風見さんとエドワード様のお仕事って、大変なんだな。
エドワード様の横に座ってお口にチャックした。
「・・・トオル。」
「 I'm going to. 」(ただ今。)
エドワードの一声で、車が発進する。
エドワード様って、すごい人なんだって、改めて実感した。
社長さんだもんね。
雲の上の人だ。
そんな人が自分の恋人なのが今でも信じられない。
仕事の話を始めたふたりを見つめていると、エドワードがおれの手を握ってくれた。
ふふ、嬉しい!
むにゅむにゅと握り返すと、むにゅむにゅと返された。
エドワード様、だいすき!
ふたりっきりでお話できるのは、まだまだ無理そうだけど、心は繋がっているから大丈夫。
すごく幸せだ。
あ。
お母さんに連絡するの忘れてた。
もうWi-Fi繋がらない。
心配してるよね・・・。
お仕事のお話が終わったら、エドワード様に相談しよう。
そう思いながら、晋作は手をむにゅむにゅするのだった。
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